新着記事
-
谷崎作品とギリシャ神話 (2012-10-21)谷崎潤一郎研究会は、まだ野澤和男氏による『阪神大水害史からみた「細雪」山津波の件の一考察』が残っているのだが、その後もいろいろ思いついたことをつぶやいているうちに、谷崎文学とギリシャ神話の関係について少しまとまったので、ここで書いておきたいと思う。続きを読む
-
第16回谷崎潤一郎研究会(2) (2012-08-09)3月24~25日、谷崎関係のことで神戸に行ってきた。そのことを4月に書いてから、早3ヵ月以上が過ぎてしまい、先月の谷崎の誕生日には残月祭にも行ってきた。残月祭のことも早く書きたいのだが、順番というものがあるので、今、ようやく谷崎潤一郎研究会の(2)を書いている。今回は、生江和哉氏による「『猫と庄造と二人のをんな』について~マゾヒズム、その可能性と不可能性~」について書こうと思う。続きを読む
-
第16回谷崎潤一郎研究会(1) (2012-04-13)3月24~25日、谷崎関係のことで神戸に行ってきた。24日が第16回谷崎潤一郎研究会で、25日が芦屋市谷崎潤一郎記念館での谷崎秀雄氏の講演だった。続きを読む
-
「文学としてのユーミン」―小説現代の連載から (2012-02-03)小説現代で、1月号から酒井順子さんによる「文学としてのユーミン」という連載が始まった。ヒデさんから教えていただいた。続きを読む
-
『春琴抄』―系図と憑依関係― (2011-12-31)今回も『春琴抄』。前回書いた後もずーっとツイッターにつぶやき続け、早く書きたいと思いつつ、年も押し詰まってしまった。『葵の女―川田順自叙伝』についても、谷崎著『羹』、『春琴抄』との絡みで進展があったので、これについても必ず書くつもりでいる(書く書くと書きながらなかなか書かず、ついに書かないで過ぎてしまったものもあり、我ながら困ったものだと思っていますが(^^;)。続きを読む