ラブレターズ

その230(2005.03.12)RSSファイルの作り方

7日から、「皆様のお部屋」の中で、RSSファイルのあるサイト様には新着記事へのジャンプリンクもつけさせていただいている。
このアイデア(といっても全然目新しくはないけど)は、27日の苗場へのバスの中で浮かんだ。たまたまバスで一緒になった方々とRSSやブログについての話になり、ブログでは、気に入ったブログを登録しておくと、その新着記事が自動的に表示されるという話からだ。それならばRSSファイルさえあればできると思って作ってみた。

ブログについては、Niftyでココログのサービスを始めたときにちょっと試してみたのだが、どうしてもなじめず、以来、自分の既存のページにRSSを置いたり、ラブレターズのINDEXや新着情報ページをそのRSSから作ったりしている。要は比較的単純なXMLファイルなのだから、XSLTで編集できるのだ。この方法は、同じことをブログでやるよりはいちいち手間がかかることは確かだが、自分の好きなようにできるのが利点だ。

ブログはやっていないが、RSSを自分のサイトに置いてみたいという人は、以下のサイトをご覧になるといいと思う。
1.RSSエディターを使って自分で作る
  Headline-Editorというフリーソフトがある。
 上記のサイトには、既存のHTMLからRSSを生成するcgiのサンプルも無料でダウンロードできる。
2. RSS作成サービスを利用する
  MyRSS.JPに登録し、自動的にRSSを作成する。
 これなどは楽だし簡単だし、今一番のお勧めかもしれない。
 ここのサイトでは、自分のサイトにリンクされたときに、それを知らせるRSSを作ってくれるサービス、track feedもある。まだベータ版だが、面白そうなので、今ちょっと実験中(^^)。

新着記事へのジャンプメニューを付けられるリンクページのXSLT雛形セットは、もう少し手を加えて、さらに注釈やここに何を入れるというような指示を入れていずれ近いうちにアップしようと思っている。

ところで、いろいろ用語が出てきたが、XMLとRDFとRSSの関係はこのようになっている。

XMLとRDF、RSSの関係

つまり、XMLという形をしたデータは数々あるが、その中の多くの規格の1つにRDFの一部であるXML/RDFがあり、そのまた中の1つにRSSがある(2007-03-16 図とこの行の記述を修正)。
XMLというのは、
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
(encodingの値はそのファイルがどの文字コードでかかれているかによってShift_JISなどに変わる。RSSはutf-8で書くことになっている。)
で始まり、あとは、
<1番上の要素>
 <2番目の要素>
  <3番目の要素>○○○</3番目の要素>
  <3番目の要素>○○○</3番目の要素>
 </2番目の要素>
</1番上の要素>
のように、すべての要素が1番上の要素の中に入れ子状になっているデータ形式だ。
入れ子状になっていることで、「2番目の要素の子要素である3番目の要素のうち初めに登場するもの」などと、XMLデータの中のすべての要素にプログラムから指定することができるのだ。
スラッシュ(/)がついているところは、その要素を閉じるという意味だ。
この、すべての要素が入れ子状になっているというのが最低条件で、あとはいろいろな規格によって、ここにはこんな要素を置かなくてはならないとか、この要素はその上の要素に対して1つだけしか認められないとかさまざまな条件がつく。

トップページには今までRDFというリンク用の画像が2つほどあったが、これはサイトによって「XML」というものや、「RSS」というものを置いているところもある。これだけRSSという規格が定着してきた今、RSSファイルへのリンクボタンをわざわざ「RDF」にしておくのも無理があると感じてきた。この機会にボタンを「RSS」に変更しようと思う。

2022-07-06
XSLT雛形セットの拡張子をzipに変更しました。

2005-04-04
新着記事へのジャンプメニューを付けられるリンクページのXSLT雛形セットをアップした。


その229(2005.03.3)苗場2月28日 

この日はお昼にちゃんこ谷川でお食事会があったので、それにあわせて早めに朝食に行った。
谷川ではみそキムチ味のお鍋としょうゆ味のお鍋を中心にいただいた。久しぶりの皆さんとの会話がとても楽しかった。以前からよく知っている人たちに加え新しい出会いもあった。こういう集まりっていいな。

谷川のあとはそのままサンタクロースに歩いて行ったが、残念ながらクローズ。ちょうど車で来ていた方にホテルまで乗せてもらった。
実は、今回の苗場の前にスノトレを新しく購入したのだが、試着のときはむくんでいたせいかちょうどよかったのだが、実際にはかなりゆるく、靴の中で足が泳いでいる状態。この状態で歩くのはかなり足に負担がかかり、元からの運動不足も加わって非常に疲れた。
それにしても24cmのスノトレがゆるいとは…(^^; 私の足の裏は毎日相当の負担に耐えている。
ホテルに着いたところで、カバーナのツアーゲストラウンジへ。ちょうど知っている方もいらしていて、楽しかった。

この日の夕食はマルモラーダ。ちょうど入れ替わりに谷川で一緒だった人たちとすれ違い、「おいしかったよ」との情報をいただき、胸をはずませて席についた。
メニューはこちら。

マルモラーダメニュー

事前に魚か肉か選ぶ方式だったが、マサノリが魚を食べないので、肉料理を選択。
ところが、香草入りのパン粉で包まれている。マサノリはバジルとかシソが苦手だ。一瞬緊張が走ったが、案外平気だったようだ。お肉はおいしかった。
バルサミコ風味のペンネは個性的な味で、「へぇ」という感じ。パルメザンのかごと一緒にいただくととてもおいしい。
魚介類のマリネは、オーロラソースがとても美しく、おいしかった。が、中にサーモンが入っていたため、サーモンだけ私のところに移動(^^;
ここのユーミンディナーはデザートブッフェが売りだ。6種類のデザートからいくつでも自由に選べる。が、そうそう食べられるものでもなく、私はティラミスとバナナケーキを選択(そう書きながらこういうメニューを選ぶ私って(^^;)。

コンサートは、前日の正隆さんのお褒めにもあるように、バンドの皆さんの演奏がすばらしい。「うわーっ、すごい」という盛り上がり方だ。が、コンサートが始まる前から「オイ!」などとやけに通る声でしゃべる男性あり。喧嘩しているのかと思ったら、そうでもないようだが、なんとなく嫌な感じ。どうやらだいぶ聞こし召していたようだ(つまり酔っ払い)。
始まる早々「おばさん」などとひどい言葉を発し、会場に不快感が…。ユーミンも「どこだ?」と舞台上から探していたが、下向き加減に声を発するため特定できず、ちょっとずれた場所を探していた。結局「後で舞台に上がってもらうからね」と言ってそのまま進行。リクエストから愛のWAVEあたりかなと思っていたら、リクエストが始まるなり「アカペラで歌え」と暴言。こごそとユーミンはその男を舞台に上げた。男の周りの人に呼びかけ、「おいで」と比較的やさしい声で呼び出す。舞台に上がるなり男はユーミンに握手を求めるものの、ユーミンは「エビ!」。男は「コラーッ」というアクションでユーミンに向かっていくが、ユーミンにさわるまではしなかった。これが3度くらい繰り返されたが、ユーミンは最後まで「エビ」を通した(すごい)。
舞台から降りた男は上機嫌で席へ戻るが(自分がどういう行動をしたのか、どういう状況に置かれているのか理解できていない様子)、その途中でユーミンが「○○さん、さようならー」と発言。それでもわからないようなので「料金お返ししますー」とユーミン。このときのユーミンにはさすがに怒りの表情が見えた。本当は席に戻る前に横から連れ出すかと思ったのだが、男が万一暴れて観客に危害が及ぶことを心配したのか、警備は非常に慎重だった。その間、観客の気持ちが盛り下がるのを防ぐように、要所要所でユーミンが力水のような言葉でテンションを維持。会場も帰れコールで早く男が去ることを願った。ここで帰ってもらわないと、その後のコンサートが台無しになる。男は随分グズグズしていたようだが、警備が周りを厳重に囲んだうえで、警備責任者が来て連れて行ったようだ。

さすがユーミン。このステージは私が守るという気概が感じられた。「伊達に経験積んでないわよ」という感じだ。
その間、ステージ上にいた最初のリクエストの人は大変だっただろう。ユーミンは、「ごめんなさいね」と、とてもやさしく、リクエスト者を包み込むようにリードした。

この日は前日とは対照的に後ろの方の席。男がよく見える場所だった。
観客の顔がこちらの方に集まる。私は集団でコールしなければならない状況までなったことに神経がまいった。そのためか、それからしばらく経った後に自分の口から予想外の声がポロッとこぼれてしまった。これには自分でも驚き、かなり落ち込んだ。また、ナーバスになっている周囲にも申し訳なかった。
しばらくコンサートを楽しみつつも心が波立った状態だったが、『14番目の月』では思い切り飛んだ。最終日特別メニューにこの曲があって本当に良かった。

翌日男はあちこちで目撃され、「あいつだ」といわれたようだ。

そうそう。これを忘れてはいけない。
リクエストは名曲揃いだった。特に、最後の「私らしく」では、ユーミン自ら2番に突入。歌い終わった後、
「私、歌いながら2番の詞が好きなんだと気づいたの」と言い、自ら詞を読んだ。

しがみついて諦めながら失ってゆくより
痛いほどのさよならにして
覚えていたかった

私もこの部分好きだ。


その228(2005.03.3)苗場2月27日 

いったん帰宅後、この日再び苗場へ。今回はバスだ。
例によって新宿へ。この日は休日のため、ちょうどいい直通の電車がなく、途中乗り換えありの電車に乗った。前回に比べて荷物が多いため、結構シンドイ。新宿に到着したらすぐにデパチカでお弁当購入。大急ぎで集合場所へ歩いて行った。
集合場所に到着したら、見覚えのある方々が…。おかげで楽しいバス旅行になった。

ホテル到着後、しばらく休憩。かに道楽で夕食後、ゲームセンターで少し遊んでミカドコーヒーの並びのマッサージチェアでマッサージ。
このマッサージチェア、10分200円なのだが、大いに気に入り、この2日間は暇さえあれば通った。足の裏までマッサージしてくれて、とっても気持ちいいのだ。が、階段の上り下りがあるため、せっかくマッサージした後に太ももの筋肉が張るという悪循環でもあった(^^; うーん、惜しい。マッサージの後はヤスダヨーグルトを買い、部屋へ。あれ、おいしいねぇ。はまりそう。

そして、コンサート。
この日の席は前から4列目の真ん中という好位置で、まわりには錚々たるユーミンファンが集まり、ちょっとすごい。「蛸壺(コピーライト・ユーミン)」状態だった。ユーミンはまだ本調子ではないようだったが、すごいサービス精神でがんばっていた。
おかげでコンサート後のネットパーティーで正隆さんがほめたすばらしい音をとってもいい状態で体感できた。

終演後はネットパーティーで午前4時までパソコンの前に。
インターネットラジオ終了後はそのままなだれ込むようにベッドへ。


その226(2005.2.25) 苗場2月22日 

初日に参加していったん帰宅し、この日ふたたび苗場に向かった。
今回は新幹線。デパチカでお弁当を買い、乗り込んだ。動き出すなり食べ始め、少しゆっくりしたらもう到着。
なにせ2駅だもんねぇ。
この日の夕食は中華のユーミンディナー。桃李に行く。昨年から始まったユーミンディナーだが、今年から中華も参加したようだ。中華大好きなマサノリにはうれしい企画だ。メニューは写真のとおり。サーモンはマサノリが苦手なので私に回ってきた。揚げ物がこちらに回ってきたわけで、食事が終わる頃には私はもう満腹。反対に、マサノリは少し物足りなかったようで(当然か)、部屋に着くなり、夜食用に買っておいたサラダを食べていた。
味は、大海老のマスタード炒めが特においしかった。スープも新感覚のラーメンを思い起こす具だったが、さっぱりしていておいしかった。

桃李メニュー

さて、この日のコンサートだが、この日はネットパーティーがなく、ユーミンもすっかりリラックスムード。リクエストコーナーでもかなり毒を飛ばしていた。
1曲目は『春よ、来い』。『埠頭を渡る風』でブーイングが出た後のこのリクエストに、さらに大きなブーイングとともに、いいねぇという反応もあったようで、この曲に決定。リクエスト者は、男女2名で登場。当たった人が1人で出てくるのが心細そうだったのでユーミンの「恥ずかしかったらもう1人連れてきてもいいよ。その方がもっと恥ずかしいかもしれないよ(毒)。」という言葉で登場したのだ。本当に2人で登場したら、「おいおい、本当に来たよ」と、ユーミン猛毒。この2人、夫婦かと思ったら、親戚同士だった。
2曲目は『ひこうき雲』。こちらもブーイングとオーッという声と微妙。ユーミン、「どっちなのかはっきりしてよ!」。最初のプレゼントもご夫婦。こちらもご夫婦で登場したので、ユーミン、「今日はダンナ見せたいデーか」。この夫婦は結婚25周年。ダンナさんの好きな曲だそうだ。
プレゼントといえば、2つ目のプレゼント。ユーミンの手鏡なのだが、ひこうき雲のLPを持ってきて目だっていた人がいたようなのだが、クジ引きでなんとその人にあたった。登場するなり『魔法の鏡』をリクエスト。ユーミンに「じゃあ、プレゼントとリクエストどっちにする?」と聞かれ、両方と答えたようだが、「今回はこのプレゼントをもらってよ」ということで、リクエストは却下。LPにサインが欲しいと、目に涙をいっぱいためて訴えたため、ユーミンがほだされてサインをしたのだが、これまたいろいろ指定があったようで、あちこちで笑いが漏れた。
3曲目は『雨の街を』。声がのびのびと良く出ていて、すばらしかった。リクエスト者もユーミンが学生の頃からのファンとのことで、最後はキチッと締まった。
リクエストといえば、初日に『VOYAGER』を『ジュピター』とリクエストした人の話が出た。そのせいか、翌日『瞳を閉じて』のリクエストがあったときには本当に自分の曲でいいのか不安になった言っていた。
このように、いろいろな意味で盛りだくさんなリクエストコーナーだった。

コンサート終了後はシャトレーヌへ。私はちょっと用があったのでいったん部屋に戻り、その間にマサノリには席をとってもらった。
今年のユーミンカクテルはあんこやきなこ、綿菓子、酒かすを使ったものもあり面白い。Jerry Fishはノンアルコールなので、お酒の飲めない人も楽しめる。恋の苦さとため息とは、フルーツマティーニ。普通のマティーニに比べてとっても飲みやすくなっている。さっぱりしていて、コンサートの後の体にとっても気持ちいい。
私がシャトレーヌに到着したときは、ピアニストによるピアノ演奏が始まっていた。しばらくそのゆったりした演奏を楽しんでいると、入り口あたりにあわただしい動き。初めに大竹マネージャーが登場、そのあと続々とスタッフ、コーラス、ユーミンが登場し、ユーミンとコーラスのティナさん、須藤さんは入り口横の特設席に着席した。そのうちにお店の方がピアニストに紙を渡し、武部さんに交代した。この日は、武部さんによる25周年の簡単な挨拶の後、『春よ、来い』、『経る時』、『残暑』等を演奏された。
とっても贅沢な1日だった。