25周年の苗場に行ってきた。
開演前のステージの印象は、マサノリ曰く「岡本太郎みたいだな」。白いオブジェがきれいな曲線を描いた素敵なステージだ。内容は、VIVAのツアーが苗場チックだったので今回はどうするのかと思ったら、バブルの頃を思わせる豪華な、そしてなおかつ大人な選曲と衣装だった。こう来たか!
という感じだ。コンサート中、ハービー山口さんがさかんに写真を撮られていたが、翌日のスポーツ新聞に掲載されていたのがその写真だそうだ。
リクエストの後に観客とのデュエットがあったのだが、当たった人は昨年につづいての舞台登場。あまりのとんとん拍子な展開に、仕込みではないかと思った。でも、そうではないようなので、一安心(何が?(^^;)。
ところで、今回は雪が多いということで、バスで行った。昨年あんなにブツブツ言って置きながら、またバス参加。でも、行ってみたら道にはほとんど雪がなく、なーんだ、これなら車でも良かったと思った。
ホテルに入ると、いつもあたたかいのだが、今回はまた特にあたたかい。暑いといったほうがいいくらいだ。私はホテル内にいる間中、ほっぺたが赤くなっていたにちがいない。
マサノリは着くなり早速ガチャガチャ。フロントで両替して、いざ挑戦。最初、ガチャガチャの置いてあるコンビニで両替をしようとしたら断られたのだ。19日から係員がついたようなので、これから行かれる方は心おきなく挑戦できると思う。
それにしても、ガチャガチャ、初めのうちは結構ばらけて出てきたのだが、だんだん同じものばかり出てくるようになる。うちはU-mizにやたらと縁があった。ちょっと目を離すとマサノリはガチャガチャに挑戦。ガチャガチャだけで1万円も使ってしまった。
パンフレットは5色とも購入。しっかりした製本で、読み応えがある。ツアーのチラシやネットパーティーのグッズの説明では表紙だけが異なるように読める(表紙と扉が異なると書いてある)記述だったが、実際には表紙と、最初のユーミンの写真(これが扉ね――専門用語)が異なるので要注意。
帰りもバスだったが、帰りの苗場は雪で見通しが悪く、車でなくて良かったと思った。昨年事故ってるので、車を出すことには慎重になっている。
サラリーマン小説で有名な奥田英朗のアテネ五輪観戦記、『泳いで帰れ』を読んだ。
オリンピック物というと、どうしても感動がどうとか、きれいな文章が多くなりがちだが、この観戦記は本音炸裂で実に面白かった。
現地での食事のこと、各国の人々の気質に対するとまどい、特にちょっと油断すると自分の席が侵食されてしまう「領土問題」などが感情豊かにつづられていく。そして、柔道では思い切り感動し、野球では思い切りブーたれる。
「泳いで帰れ」という言葉は、必ず勝たねばならぬという重荷を背負わされたためかとても硬くなり、石橋をたたいても渡らぬ戦法で銅メダルを取った野球チームに対して投げられた。
長島ジャパン。残念だった思いは多くの人が持っただろうが、それを言いづらい状況の中、ここまで見事に不機嫌を表す人もなかなかいない。野球ファンで、野球を見るために自分の直木賞の授賞式を欠席してまでアテネに来たのだ。それだけに、この憤懣は大きかったのかもしれない。
この本と一緒に、『野球の国』という紀行文も読んだ。この作家がいかに野球好きかがわかる作品だ。
しかし、正直言って第一印象は「何だかジジ臭いなぁ」だ。マサノリより若いのだから、もう少し若々しくてもと思うのだが、サラリーマンの中間管理職を考えれば、そんな感じなのかなとも思った。精神科医伊良部シリーズではジジ臭さは感じないんだけど…(このシリーズも面白いので、また後で書くと思う)
確かに、ホテルの趣味など理解できるところもあり、同年代の人間として、こういう心境の変化が出てくる年代なのかなと思った。
それにしても、『泳いで帰れ』で随所に出てくる"ワオ"と、『野球の国』でたびたび出てくる"すみませんね、偏屈で"には、んーっ(^^;
前日の熱狂から1日経ったこの日、さすがに少し落ち着いた雰囲気のロビーだった。
この日のトピックスは、DESTINYでの今井くんのアクション。階段から飛び降りてくるのはいつものとおりだと思うのだが、その後皆とは反対の位置に陣取り、皆と綱引きのようなパフォーマンスをしていた。これはたまたまこの日だけ私が気づいたのか、それともこの日、今井くんがアドリブでやったのか。その後のメンバーの態度からしてアドリブのような気がしたのだが、どうだろう。
コンサートの前は例によって中華街。この日は「一楽」というお店に行った。
ここは皮付きの豚の角煮が目当てで入った。この料理は、花巻といって、中華まんの皮だけのようなものがついてくる。これに角煮をはさめるようになっている。
最初は花巻には挟まず、そのまま食べてみた。やわらかい。
次に花巻に挟んで食べてみた。
すごい! 角煮のやわらかさが際立つのだ。まるで角煮が溶けているような歯ざわりだ。とても贅沢な肉まんという感じである。
そのままでももちろんやわらかいのだが、箸で切るには弾力の分少し抵抗がある。それが、花巻に挟むことによって、こんなに感じ方が違うのかと、正直驚いた。
お店の雰囲気は今回の中華街めぐりの中では一番大きめかな。女性が1人でも入れる雰囲気だ。従業員も多めなようで、この日はまだお客が少ない時間だったためか、少しだぶつき気味。食べたそばから次々に皿が下げられていく。少しせわしない(^^;
従業員同士の会話はのどかな雰囲気がただよっていた。
ご存知、ユーミンの誕生日。この日の観客は、あちこちでよく見かけるユーミンファンが大集結した。
ステージも、スクリーンの後ろにバンドメンバーが入ってきたとたん立つ人が出始め、一気に盛り上がった。あちこちから「ユーミン、お誕生日おめでとう」の声。会場の熱気は最高潮。この日の1階は、ほとんど立ちっぱなしだった。
DESTINYの後、ケーキ登場。皆で「ハッピーバースディトゥユー」を歌い、ユーミンは蝋燭を吹き消す。「64本あるんじゃない?」といいながら。そしてこの日だけの14番目の月へ。盛り上がったねぇ。でも、ステージいっぱいに踊りまわるため、ケーキは片付けられ、そのままお誕生日イベントは終わってしまったのがちょっと物足りなかった。
いやぁ、それにしてもすごかった。さすが久しぶりのお誕生日当日ライブだ。しかも、今回は各席から表情もよく見えるホールツアー。それだけでステージ上と観客が一体感はさらに強かった。
この日の私たちは、またも中華街で食事をした。せっかくユーミンの誕生日なのだから、それらしいところへ行けばいいものを(^^;
行ったお店の名前は「愛群」。牛乳を使わない杏仁豆腐(アーモンドゼリー)が売りのお店だ。17日のとろけるような杏仁豆腐と対照的で、完全にゼリーの食感。さっぱりしていておいしかった。
料理もおいしかったが、この日特にヒットだったのが、平日限定の「ねぎそば」。渋谷の「チャーリーハウス」のラーメンを少しこってりさせ、コクを加えたような味だ。細かく切ったチャーシューとネギの甘みがとてもいい。事前情報はまったくなかったが、これは本当に注文してよかった。
食事の後、時間があったので家へのお土産を買う。華正楼の開口笑と中くらいの月餅。それから重慶飯店では大きな月餅。
開口笑は、ドーナツとスコーンの中間のような味で、甘みが少なかった。お茶と一緒に味わうとおいしい。このお菓子、たしかユーミンが話してなかったかしら。おぼろげにそんな記憶があるんだけど、どうだったろう。
2005.01.31
28ちゃんがビビルとゴリケンと行ったという山東、数年前、たぶん逗子のために泊まっていたときだったと思うが、行った記憶がある。青菜炒めももちろんいただいた。というよりこれが目当てだった。夜中にやっているお店は少ないということもあって、ここにしたのだが、中華街の地元の人が集まっていた。思い切り仲間内の中に1組よそ者が来たような感じだった(^^;
青菜炒めももちろんいただいた。というよりこれが目当てだったかもしれない。野趣があるというか、ダイナミックだった記憶がある。もちろん美味。
ユーミンも言っていたが、シンプルイズベストということばがピッタリな料理だ。その日以来、家でもよく青菜炒めを作っていたが、シンプルだけに塩加減、火加減が結構難しかったりする。
ちなみに、この日の愛群の青菜炒めもとてもおいしかった。
1月17日、19日、20日と、神奈川県民ホールへVIVAしに行って来た。今回は、まず17日について書いてみたい(一部演出のネタバレあり。といってもウソラジオでさんざん言っているので、ほとんどの人は問題ないと思う)。
例によって湘南新宿ラインに乗り、横浜へ。みなとみらい線で中華街へ直行。
この日行ったお店は、「接筵」。ペアで5,250円也のコースをいただいた。手軽な値段で満足できる、お徳な料金設定だ。
特においしかったのが、「豚の角煮黒豆炒め」。飴色に炒めたたまねぎと黒豆のソースの甘みのあるソースがとてもおいしかった。
デザートの杏仁豆腐もクリーミーな食感でおいしかった。
このお店の名物はあんかけスープチャーハンで、本当はそれ目当てに入ったのだが、今回はコースにして良かったと思う。チャーハンは今回は普通のものをいただいたが、次回行くことがあったら、ぜひあんかけスープチャーハンを食してみたい。
さて、コンサートだが、この日はPA席の隣だったが、私たちの前には、ご招待らしき人たち。他にもダンサーの人たちなど、なんだか雰囲気が華やか。もしかしたらユーミンのお誕生パーティーがあったかもしれない。と思ったが、バースディバーティーは19日にやったようなので、この日は何かご招待のイベントだったのかしら。
そうそう。セブンイレブンの企画で、ビールにMr.マリックが超魔術を教えてくれるDVDがついてきた。まだ見ていないが、タイムリーだ。どんなマジックを教えてくれるのだろう。
それにしても、湘南新宿ラインで便利になったのはいいのだが、マサノリがなるべく早い電車に乗るべく計算するので、結構シンドイ。神奈川県民ホールに行った3日間。いずれも終演後はダッシュだった(;_;)