ラブレターズ

その105(2002.10.31)美醜の基準

先日テレビのクイズ番組で、1人の女の子に、他の6人だったかを美しい順に並べて、最後に自分はどこに入るかを決めさせるのがあった。この女の子は、なんと最下位から決めていくというすごいことをやった。並べられた女性たちはさぞかし気分を害しただろう。そして、最後に自分がどこに入るかというところで、迷わず1位に並んだのだ。確かに本人はそう思ったかもしれない。そう思ったことも理解できる。でも、正直言って、誰が一番でも誰が最下位でもありえたような気がする。
私が思うに、女性は基本的に美しさに順番をつけるのは苦手だと思う。だいたいそんな尺度では見ていない。きれいな人は確かに「きれいねぇ」ってあこがれるし、可愛い子は可愛いと思うし、あと、「雰囲気のある人」という表現もある。
これに対して男性はというと、どうもその人それぞれの物差しのようなものがあって、絶対値で美しいとか決めているらしい。これは同性の間でも当てはまるらしく、いちいち自分は誰には勝っているけど、誰々には負けているなどと思っているらしいのだ。で、それが自分の彼女に友達を会わせる基準になったりする人もいる。例えば、普段車を借りたりして、どんなに世話になっていても、自分より男前と思えば、その友達と彼女は対面させないなど。女性はそんなことは考えず、友達に彼氏を紹介して「悲しみが止まらな」くなったりする。
結婚式の場でも面白いことがある。
花嫁を見て、女性は、単純にきれいとか、う~ん、和装よりドレスの方が素敵ねとか、そういう感想を抱く。対して男性はというと、自分より男前でない新郎が、美女と並んでいたりすると、猛烈に嫉妬したりする。この感情をあっけらかんと表明する男性もいれば、心の中で「くっそ~」と思っている男性もいる。
そんなことをマサノリに話したら、「猛烈に嫉妬する」というところで思わず吹き出していた。もしかして、自分も猛烈に嫉妬したことがあるのかな?(^O^)


その104(2002.10.24)『インストール』 

昨日の夜、ベッドの脇に『インストール』という高校生の女の子が書いた小説が置いてあった。マサノリが読んだものだ。マサノリは、自分が読んだもので、お勧めのものは、私の目につくようなところに置いておく癖がある。私が自分ではまず買わないような小説でも、マサノリがこれはいいと思ったら、そのようにして私に情操教育を施してくれる。自分1人の選択ではどうしても範囲が狭まるので、このシステムには随分助けられている。
で、読んでみた。一気に読めた。今まで優等生でやってきた高校生の女の子とこれまた優等生の小学生の男の子が、ちょっと道を外してみて、気が済んでもとの世界に戻るお話である。この小説、不登校、引き篭もり、主婦売春など、キーワードがテンコモリである。テンコモリなのに、内容は実にシンプルかつわかりやすい。この作者がどこまで疑似体験したかはわからないが、パソコンのことなど全くわからない人にも読めるように書いてあるところがすごい。

(ここで年寄りの昔話)
インストールといえば、MS-DOSの時代はプログラムを特定のディレクトりにコピーしてから、やれファイルズ(一度に開けるファイルの数)だ、バッファーズだ、やれパスを通すだ、七面倒くさいことこの上なかった。ハードディスクに1つだけ大きなソフトをインストールするなら説明のとおりに設定すれば問題はないが、これが複数となると、やっかいだ。ファイルズやバッファーズはconfig.sysというファイルに設定する。この数値が不適切だと、ソフトが立ち上がらない。パスを通す方は、Autoexec.batというファイルに記述する。ウインドウズでは今でもDOS窓いうのがあって、ここから実行するソフトをインストールする場合には、これを編集しなくてはならないことがある。ここでそのプログラムのある場所を指定しておかないと、わざわざそのプログラムが保存されている場所に移動してから実行しなくてはならないからだ。でも、DOS窓を使わないソフトなら、今はインストール用のプログラムをダブルクリックすればあとはすべてソフトがやってくれるので楽チンこのうえない。だからウインドウズ95が出るまでは待ち遠しくて、出たときはもう嬉しくて嬉しくてしかたがなかったのだ。OSについてはその後しばらくは新しいバージョンが出ればすぐにというものだったが、最近では下手にバージョンアップなどしたら、今まで使えていたソフトや周辺機器が使えなくなったりする。利点といえば新しい周辺機器が簡単に使えるようになることくらいかな?
この本に出てくるパソコンはMacのようだから、
この昔話は全く関係ないけど(^O^)

(昔話終わり)

さて、文芸賞の選評の中には、この「インストール」というタイトルにイチャモンをつけて、ご親切にも実につまらないありきたりなタイトルをつけている人がいたが、高校生が部屋のものすべてを捨てて、その中にあったオンボロパソコンをもらった小学生がOSを再インストールして再生させたところからこの物語が転がっていくということを忘れているのではないだろうか。ちょっと見には?マークがつくタイトルだが、私はなるほどねと思った。

2002.10.25
1つ訂正。選者はタイトルにイチャモンはつけているが、タイトルをつけたわけではなかった。でも、言ってる意味はわからないでもないが、なんかズレている気がする。
第一、インストールというタイトルがどうして現代風俗を連想させるのだ?


その103(2002.10.14)『ピンポン』 

映画ピンポン、窪塚洋介主演で今、上映されている。
私はまだ映画は見ていないが、原作を何度も読み返している。
まず最初に読んだあと、翌日外を歩いているときに泣けてきた。妙に後引きする漫画なのだ。そしてその後、何度も何度も読むことになった。何度読んでも飽きない。
大人の勝手な思い込みや思い入れのために、快適な状態にいた2人が引き離される。でも、この快適な状態のままでは本来もっと高く飛べるはずのヒーローが飛べなくなると悟った少年は、一足先に行くことにする。そして今まで自分を保護してくれていたヒーローの、見たくないかっこ悪さを見ることになる。でも、ヒーローが必ず復活して再び自分のところに来てくれることを信じて、自分のするべきことに励む。
人付き合いが苦手なので、ストレスが溜まってくる。
でも、ヒーロー見参、ヒーロー見参、ヒーロー見参、三度唱えれば彼がやってくることを信じて…
そして彼はやってきた。
「遅いよ、ペコ」
「そう言ってくれるな。これでもすっ飛ばしてやって来たんよ」
「うん」
「いくぜ、相棒」
「うん」
もう、本当。何度読んでもいい漫画だ。
そうそう。原作の絵と、映画の登場人物、吹き出したくなるくらいよく似ている。特に、ペコ、スマイル、アクマ、ドラゴンは実にそっくり。よくぞここまで似せてキャスティングしたと思う。
キャプテン太田は随分違うが、映画の方の風貌の方が、味があってほっとできるかもね。


その102(2002.10.6)やきとり 

渋谷の有名店と、元阿佐ヶ谷、今銀座の有名店のやきとりを食べた。
まず渋谷の店。見かけは普通のやきとり屋。カウンターのみの店だ。焼いているところでは煙がもうもうで、その近くの席に座ると大変だ。
で、食べてみると、これがうまい。さっぱりしたものは塩味も薄く、あぶらの多いものは塩味もきつめについている。そして、この店で感動したのはその焼き加減だ。あんなに美味しく焼けたやきとりを食べたのは初めてだった。そして、最後におしんこを頼んで、これまた感動。美味しかった。
そして、値段もお手ごろ。
ただ、焼き加減が絶妙なため、塩自体が舌にピリッとくるのが目立つ。値段が値段なので、塩にはお金はかけられないのだろう。普通ならあまり目立たないところでも、焼き加減があれほど芸術的だと、その塩味が目立ってしまうのだ。う~む、やきとりって奥深いわね。
次に元阿佐ヶ谷、今銀座の店。ここは営業時間が短く、しかも予約制だ。やきとり以外にもたくさんのサイドメニューがある。サービス係がいて、とても親切。で、一生懸命自慢のサイドメニューを勧めてくれる。やきとりの塩は海の塩をふるって大粒のものを集めたもの。舌にピリッとこない。味のつけ方も、さっぱりしたものには薄く、あぶらの多いものには強めにふっている。が、焼き加減が…。数日前に渋谷の店で食べてしまった後では不満が残る。
そして最大の難点が値段。めちゃくちゃ高い。
高級感のある店内、魅力的なサイドメニュー、親切なサービス係。それもいいけど、何かが違う。

やきとり屋は見た目よりやきとりで勝負している店が好きだわ。

2003.6.14
サイドメニューの店、テレビを見たら、チーズの串焼きもやっているようだ。どんな味なんだろう。


その101(2002.9.21)『ツーハンマン』 

テレビドラマ「ツーハンマン」が最終回を迎えた。このドラマ、通販会社の苦情処理課に勤めるジミな男が毎回仮面をかぶって身近な人々を幸せにするために商品のプレゼンテーションをしながらよくある行き違いについて話をするというものだ。平たくいえば説教だ。この説教で親子、恋人、夫婦、仲間などの間でのちょっとした行き違いや心の問題の糸をほぐしていった。ほのぼのとしたドラマだったなぁ。
この中で、親子が口を開けば喧嘩ばかりで、もう縁を切るというところまでいきそうになったときに、ツーハンマンが、無理に喋る必要はない。黙っていたって親子なんだから心は通じるといったことがあった。これ、夫婦でもいえるなと思った。まあ、夫婦の場合は元は他人なので、親子ほど無条件というわけにはいかないが。

私たちは出かけるとき、車で移動することが多い。というより、最近はほとんど車だ。で、以前は助手席で寝ることはとてもひどいことだと思って、一生懸命起きていたが、このごろどうも眠いことが多いので、気が付くと寝ている。また、車の中でほとんど一言もしゃべらないことも増えてきた。それでも別にぎこちない空気というわけではなく、お互いに気にしない。もちろん、喧嘩のために口を利かないこともあるので、そういうときは別だが。
それでも、私が仕事のことばかり考えて、気持ちが別の方向を向いている状態が何日も続いていたりすると、やはりお臍がだんだん横を向いていくらしい。なんだか変だと思って下手に機嫌をとろうとすると、ひどいことになる。でも、同じことを楽しみ、そのことについて他愛のない話をしたりすると、今までの険悪さがウソのように晴れる。
気付かないうちに相手にさびしい思いをさせていることってあるよね。