ラブレターズ

その75(2002.5.26)工事中の街

香港シリーズ第5弾。
香港は、いたるところで工事をしていた。特に道路の場合は、工事中の状態で放置されていた。そこに工事をしている人を見ることが少ないのだ。これについては2日目の香港の下町ツアーのときの添乗員の方がぼやいていた。下の写真はある意味貴重かもしれない。
この写真は、朝食後、日航酒店のそばからユーミンのコンサートが行われた香港コロシアムを撮影したものだ。この写真をみると、香港コロシアムの周りはビルといい、道路といい工事だらけだ。実際、ホテルからコロシアムまでは近いのだが、どう行ったらいいのかはすぐにはわからない。そこを通る車なども、車線がどのようになっているのか判然としない中、多くの車がビュンビュンと通っていく。これでは観光客が自分で車を運転するなどということはむずかしいだろう。
それに対して、ビルの高さや富の量を競争している人たちがいる。派手にお金を投入してビルを建築したり、改築したりしている。たとえば、あるビルが、もう1つのビルに勝てるようにと風水の専門家に依頼したところ、刀の形のビルを建てた。それに対して目標にされたビルは、これはいけないということで、屋上のヘリポートをつぶして大砲を造ってそのビルに向けた。もちろんオブジェだが。つまり、刀が切りかかってきたら、大砲で跳ね返そうというのだ。間に挟まれたビルは困ったということで、両方からの攻撃を交わすために向きを斜めにしたそうだ。誠に威勢のいい話だ。写真では、肝心の大砲のビルがカメラの向こうに隠れているが、刀のビルと斜めのビルは見ていただける。
香港は貧富の差が激しい。いたるところに建築中の集合住宅に、次々と人が入居するが、とても高いので小さい部屋に二段ベッドを複数置いてひしめきあって暮らしている。人口がどんどん増えているのだ。それに対して、縁起のいい数字の車のナンバープレートに大枚をはたいている人たちもいるのだそうだ。
そうそう。香港では大枚とまではいかなくても、多くの人が縁起のいいナンバープレートを買っているそうだが、JTBのボスはナンバープレートにはお金をかけないそうだ。
そういえば、バスには4の数字がついていた。

香港コロシアムビル群

2003.4.19
今、香港で肺炎(SARS)が大流行している。マンション1つ丸ごと封鎖もされたらしい。上記のような住宅事情なので、感染も広がりやすいのだろう。


その74(2002.5.25)香港のタクシー 

香港シリーズ第4弾。
スパの後、タクシーでホテル(日航酒店)まで帰った。まず、あらかじめ紙に「日航酒店」と書いたものをドアマンに渡し、ドアマンがタクシーの運転手に広東語で話をする。そして乗車という手順になるが、乗った後、行き先のメモを運転手に渡す。大抵の運転手は「オー! ニッコー」と言って、とても愛想がよい。日航のお客は歓迎という雰囲気を感じた。
香港のタクシーでは日本語も英語も通じない場合が多い。だから、一番便利なのはやはり紙である。これで大抵のところは行けるが、困るのは行った先に問題があったとき。運転手は親切にアーダコーダと言ってくれるのだが、こちらは何を言っているのかわからない。何が何だかわからないまま降りたらお目当ての店が閉まっていたなんていうことがある。
インターコンチネンタルで乗ったタクシーの運転手は、作家風の風貌をもった初老の人だった。チップを渡したときにとても素敵な笑顔で「ありがとう」といわれた。こういう運転手にあたるととても気持ちがいい。
大抵の運転手は言葉は通じないがとても親切で誠実である。が、少し日本に行ったことがあって、英語ができる運転手の中には悪いことを考える運転手もいるようだ。
ホテルのドアの前には行かず、その前の道路で止まっているタクシーで、積極的に声をかけ、空港に行くかということを聞いてくる運転手がいる。ホテルだというと、その後空港に行くかと聞いてくる。こういうタクシーには乗らないことを勧める。支払いのときにもめること必定である。


その73(2002.5.24)The Spa 

香港シリーズ第3弾。
アフタヌーンティーのあと、大急ぎで元ザ・リージェント・ホンコンだった方のインターコンチネンタルホテルの3階にあるスパ、The Spaで個室スパ&マッサージに挑戦した。
スコールの中、ペニンシュラ・ブティックで買ったお土産の紙の手提げを持って歩いて行った。
インターコンチネンタルは、玄関が宮殿の前庭のような素敵な造り。でも、雨のためその雰囲気を楽しむ余裕もなくロビーに駆け込んだ。
ホッとしたとたん、ガラガラっと何かが崩れた。???何だ??? 紙の手提げが破けて、中身がロビーに散乱してしまったのだ。この状況に、さすが一流ホテル。即座にホテルマンがビニールの手提げを持ってきて、「よかったらこれをお使いください」と言われた。御礼を言って、さてと見回していると、今度は別のホテルマンが、「どちらへ行かれますか?」。もう感動ものだった。

これくらいすばらしいホテルなので、宿泊料も相当高い。これは後から聞いた情報なのだが、ユーミンのコンサートのバンドメンバーやコーラスの方々はこちらに宿泊していたそうだ。でも、コンサート終了後は自費になるので、1泊幾らになるか聞いたら3万円ということで、スタッフが宿泊している別のホテルに移動したそうだ。

やっとスパの受付に到着したときは汗びっしょりだった。ここでマサノリは帰った。受付が終わると、お茶が出された。ちょうどいい休憩だ。そしてしばらくした後、個室に案内された。
中を見てビックリ。狭い!まあ、個室だからしょうがないのかもしれないけど、狭い中にサウナとジャグジーとスチーム付きのシャワーと洗面台、ロッカーそしてベッドがあった。そして、それぞれについて説明されたのだが、言葉が全くわからない。ペラペラと説明されたが、手の動きと数字だけ聞いて、何とかつかめた。
照明はとても暗い。洗面台には風水の関係らしい小物が置いてあった。このような中、ひとり取り残されて、早速シャワー、ジャグジー、サウナを戸惑いながら使った。
30分ほどしたら、マッサージの方が登場。やはり言葉は通じない。でも、とても落ち着いた方で、安らいだ気持ちで一時間のオイルマッサージを受けることができた。とても気持ちよかった。
マッサージが終わると、その方が用意してあったレモン水をコップに注いでくれた。すぐ飲もうとしたら、「まだ」という。そしてシャワーを指差した。「まだ」は日本語だった。
その後は、バスローブを着て、テラスなどでゆっくりできるようだったが、雨だし、マサノリがホテルで待ってるし…、あわただしく着替えてタクシーでホテルまで帰った。
贅沢な冒険だった。


その72(2002.5.23)ザ・ロビー 

随分日が経ってしまったが、香港シリーズ第2弾。
ペニンシュラホテルのザ・ロビーというお店でアフタヌーンティーを楽しんだ。
入り口に20分くらい並んで、待望のアフタヌーンティーセットを目の前にした。
温められた大きなスコーンからいただく。もう、おいしいのなんの。それにしてもケーキからサンドウィッチから、随分量が多かった。
その日はその後にマッサージの予約が入っていたので、ゆっくりできなかったが、今度、もし来ることができたらぜひゆっくりと午後の時間を楽しみたいと思った。

だってねぇ、これだけの量(下の写真)を大急ぎで食べて、スコールの中を別のホテルに向かって歩いていったんだもの。もうあわただしいったらなかったわよ。せっかくのスコーン、サンドウィッチ、プチケーキが泣いちゃうわよね。もう、これだけはぜひもう一度体験したいわ。

アフタヌーンティー


その71(2002.5.16)福臨門魚翅海鮮酒家 

この回からしばらく香港シリーズでいってみたいと思う。まずその第1弾として香港の高級レストラン、福臨門魚翅海鮮酒家でのことについて書いてみたい。
このレストランには、ユーミンの香港ツアーの3日目の日曜日、夜に行った。
せっかく香港に来たのだから、本場の最高級のものを食べてみたいということで、ちょっとおしゃれをして繰り出した。
入り口に立ったとたん、「ご予約はされてますか?」の一言。もちろん予約を頼んであったので自信をもって「はい」と答えたが、いきなり手ごわさを感じた。そして案内されてみると…
その日は母の日ということで、家族連れでいっぱいになっていた。サービスをする店の人もどことなしに緊迫感が漂っている。でも、お客の方は、家族連れが多いということで、意外にラフなスタイルでいらっしゃってた。着席すると、カーネーションのサービス。気が利いている。
さて、注文ということで、メニューを見ると、漢字と英語のみ。マサノリは早速、「ジャパニーズメニュー プリーズ」と店の人に言った。それに対して即座に一言「ない」。ひぇ~。ここからマサノリの焦りが始まった。
まず、ガイドブックから写してきた文字とメニューの文字を比べ始めた。でも、お目当てのメニューは見つからない。焦っているからコースのメニューも目に入らない。それに対して、私の方はすべてマサノリにお任せなので気楽なもの。でも、さすがになかなか決まらないので、メニューを見ていたら、コースメニューが見つかった。私はツバメの巣のアーモンドシロップ煮が何としても食べたかったのだが、これが単品だと1人前HK$450。高い。でも、コースメニューにはすべてこれがついている。コースはとても高いが、単品だって、お勧めメニューは一品HK$480くらいする。満足するくらい頼むとすぐそれくらいの値段になってしまうので、せっかくだからということでマサノリにお願いした。1人前HK$1100。ガイドブックには比較的安くあげるように書いてあるので、この値段にはちょっと難色を示したが、せっかくだからと清水の舞台から飛び降りるような気持ちで頼んでみた。
で、料理が出てきた。
まず、フカヒレのスープ。
姿煮と言った方がいいかもしれない。繊維の1つ1つが離れるようにしっかり戻してあって、全く生臭くない。透明に輝いている。味も上品で、もう幸せ。
次にアワビの姿煮。
まず、料理を運ぶ人が2人分の料理を持ってテーブルの横に立つ。すぐサービスをする人が来て、それを2人のお皿に分けてくれる。1人に2個ずつサーブしてくれて、ナイフとフォークで食べるようにジェスチャーあり。
まずそのうちの1つにナイフを入れる。そうしたら、何とその1つはシイタケだった。これがまあよくアワビと似ていること!でも、これが美味しかった。触感もアワビみたいにしっかりしていた。
いよいよアワビにナイフを入れると、切り口が赤みがかっていて、さらに透明感がある。口に入れると歯ごたえがなんともいえなかった。
3番目は地鶏の揚げ物。
丸ごとの地鶏がぶつ切りにされて出てくる。これも、まず運ぶ人が持ってきて、サービスする人が分けてくれる。首の部分を残して、後の分を2つのお皿に分けてくれた。
手で食べていたら、すぐにレモンスライスとお茶が入ったフィンガーボールを出してくれた。
この料理、初めて食べたが、とても美味しい。それよりもしっかりした味わいがある。やみつきになりそうだ。このお店の名物料理らしい。
写真はこちら
//www.fooklammoon-grp.com/j-menu.html
4番目は蟹の甲羅揚げ。
上海蟹と思われる形の蟹の甲羅に蟹肉をいっぱいのせて揚げてあった。このあたりでかなりおなかが膨れてきた。
8時の予約で、このあたりで九時くらいになったが、店内も急に空いてきて、丸テーブルが1つ、また1つ片付けられていく。それにつれて、サービスする人の愛想も良くなってくる。
この店は9時から行くのがいいかもしれない。
5番目は炒飯。
最初からよそられてきた。なぜか勢いこんで食べてしまうが、香港の炒飯は細長い米で、勢い込んで食べると喉を通るときにつっかえそうになる。
6番目は果物でスイカ。
ホテルの朝食で出てきたような三角形の形に切ったものが、お皿に並べて出てきた。これが十切れくらい。びっくりした。せいぜい2切れくらいだろうとおもったら…
最後にデザートのツバメの巣のアーモンドシロップ煮
あれ?ツバメの巣は?と思っていたら、ついに出てきた。
ぐつぐつ煮えた陶器の鍋のようなものにレンゲが入ったものがそれぞれの前に置かれた。そのまま食べるのかと思ってレンゲを手にしたら、サービスする人が来て、「あちち」と言って、炒飯やスープなどを入れる器によそってくれた。1人前で3~4杯くらいあった。1人前HK$450と書いてあったからムムっと思ったが、これなら1つ頼んで2人で分けてもよかったかもしれない。
この熱いデザートが、マサノリには強烈だったらしい。私はあらかじめそういうものだという知識は仕入れてあったので、驚かなかったが、そうでなかった場合にはかなりカルチャーショックを受ける。日本人だったら、絶対冷たく冷やして食べるだろう。そういえば、甜品(デザート)のお店では、杏仁豆腐なども、冷たいのと温かいのがあった。香港人には、基本的に冷たいものを食べる習慣はないようだ。アイスクリームやジュース、フルーツを除いて。
このツバメの巣が来たときに、マサノリが突然マンゴープリンを注文した。
コースを注文するときには難色を示していたのに、ビールは次々頼むし、そこへもってきて最後にマンゴープリンを追加するとは…。マサノリはどうしても各店のマンゴープリンを食べ比べたかったらしい。
マンゴープリンはHK$30。この店のメニューの中ではとても安い。ツバメの巣以外は、デザートは結構安いようだ。
清水の舞台を飛び降りるような気持ちで頼んだコース。もう少し落ち着いてメニューを見れば、もう少し安いコースもあったかもしれない。でも、結果的には大満足の内容だった。そうそう来ることはできないのだ。この店の自慢のメニューであるフカヒレ、アワビ、ツバメの巣と、錚々たる料理を食べられたということで、もう大満足の夜だった。