紙の本を作ると同時にXMLのファイルも出来てしまう。あるいはXMLを読み込むだけであらかたレイアウトができてしまう。そういうワークフローはいかがですか? メディア木龍はそういうワークフロー作りのお手伝いをしています。
既存のInDesignデータも、段落スタイルと文字スタイルが適正についていれば、加工は難しくありません。
なお、テンプレートと読込用データ作成のしくみづくりのご相談も承ります。ご相談はお問合せフォームからお願いいたします。
条件は、以下の通りです。
• トップの要素は1つ(InDesignならRoot)
• すべての要素をその配下に入れ子に
• 決まった形式でなければタグ名は自由に付けられる(ただし、タグ名の先頭に数字は不可)
もう1つ、閉じタグは必須です。<br>ならば<br/>として閉じます。
上記の条件で作成することで、プログラムから特定の要素にアクセスできるテキストがXML文書です。
業界や用途によって、さまざまな規格があります。
J-STAGEのFull-Jもその1つです。
XML 1.0の仕様
大枠は、以下の通りになります。
• xsl:template matchとxsl:apply-templates
◦xsl:template matchは、この要素にマッチしたらする処理を記述する
◦xsl:apply-templetesを置いた場所に指定した要素への処理(xsl:template match)を呼び出す
• xsl:template nameとxsl:call-template
◦名前付きテンプレートを定義する
◦call-templeteを置いた場所にその名前付きテンプレート(xsl:templete name)を呼び出す
• xsl:for-each select
◦xsl:for-each selectで指定した条件の要素について、ある限り指定した処理を行う
これらを組み合わせることでXSLTのスタイルシートを作ることができます。
注意点:
xsl:templete matchとxsl:for-each select内では、処理の基準点がmatchやselectで指定した条件の要素になります。
つまり、xsl:templete match内のcurrent要素はxsl:templete matchで指定した要素ですが、その中にxsl:for-each selectが出現したら、そのfor-each内のcurrent要素はselectで指定した要素になります。
後はxsl:ifとかxsl:chooseとか、各関数とかで条件を絞ったり分岐したり、値に処理を加えたりします。
XSLTの仕様
初めて読む方には取っ付きにくいかもしれませんが、かなり親切に書かれています。
各オプションの意味についても詳しく書かれています。
チームで実際に開発しながら、その中で得られた経験則も書かれているのもポイントです。サンプルが大学のコースカタログということも、一部の方々には魅力的だと思います。
2013年刊とかなり古いのですが、今でもしっかり役立ちます。
最初からゆっくり読んでいくのがお勧めです。
• 日本語版(Dorothy J. Hoskins 著、武藤健志 監訳、神崎謙一、株式会社トップスタジオ 訳)EPUB オライリー・ジャパン株式会社のサイトで購入できます。
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