さくらんぼの赤が目に入ってきて、すぐ分かりました。
私にとって”初めてのユーミン”だった作品
それまでに、もちろん「卒業写真」など耳にはしていましたが、タイトルとメロディと歌詞、そして作者・歌い手は、私の中でばらばらのジクソーパズルでした。
「さくらんぼの包みとできるだけ笑顔と最後の連絡先持って~♪」
”なんで、さくらんぼ?最後の連絡先ってどういう意味?”と考え込んでしまったところから、私のユーミンファン歴が始まったと言えるかもしれません。
今思えば「さくらんぼ」は歌の舞台になった季節の旬の果物だったから!なんでしょうね。
こんなところにも、季節感を漂わせているのは、さすが!って思います。
ライブではあまり聞いた記憶がないです。
まだ野暮で女心なんて微塵も理解していなかった頃ですが
この曲を初めて聴いたとき
♪あのひとを愛してくれるひとなら 私はたずねてゆくわ
とか
♪そしてもう一度 もう一度 私の声にふりむいて
の歌詞に複雑かつ微妙な女心の一端をホンの少し勉強させて頂きました。(笑)
私の一番好きなアルバム「昨晩お会いしましょう」の中でも特に好きな曲で嬉しいです。
私は恋敵に会いたいとは思わないほうなので、この曲の洗練された(でも演歌テイストがそこはかとなく香る)「女々しさ」が当時とても新鮮に思えました。
この曲はよく聴いていますね・・・・。
なぜ、出てこなかったのかなと思いますね・・・・。
ちょっと昔の、手ごろな大きさのパッケージを探していたのですが、見つかりませんでした(^^; で、始めはさくらんぼが見えない状態でテーブルの上に置いたものだから、あれではわかりませんよね(^^;
さて、この曲のお話ですが、tcさんの「洗練された(でも演歌テイストがそこはかとなく香る)「女々しさ」」という表現は、見事ですね。
『DANG DANG』の「彼女が知らないなら 友達になるわ」を思い起こしますが、それとも少し違う、非常に複雑な心理ですよね。
よく考えると『DANG DANG』より、かなり強気な感じもするのですが、なぜか違和感なく、感傷的な気持ちで口ずさんでしまうんですよね。