もうはるか遠い日の冬の夜に、静かに流れてきたこの曲。
じんわりと染み入ってきて、あの時抱えていた重たい心が
ほぐれていくようでした。
♪してあげたくて できないことが たくさんまだあるのに...
このフレーズに何度涙し、支えられたことでしょう。
満天の星が瞬くこの季節になると、必ず聞きたくなってしまう
せつなくて、心あたたまる素敵な曲です。
正直言って、特に個人的な思い出などはない
のです。
ただ、この曲をはじめて聴いた時
「青春のリグレットと”対”になってる気がする」
と思いました。
(アラーム・ア・ラ・モードの頃にファンになった
ので、それ以前のアルバムは、必ずしも発売
順に”初めて”聴いてはおりません。)
私を”許さないで”。憎んでも”覚えてて”
というのと。
いつか”許して”ね。私を”忘れる”頃
というのと。
また、夢を見たのが。
あなた、なのか、私なのか。という点でも。
一見、”許してね”って言う方が、ヒロインが
わがままに思えるけど。
許して、忘れてしまう方が、”彼”にとっては
最後には心の負担は軽くなるのでは?
こちらのヒロインの方が、より大人というか
本当の意味でやさしくて強いのかな・・?
でも、「忘れてね。」とは言ってないんだ。
やっぱり忘れてほしくないよね・・ほんとは。
などと考えたことを思い出しました。
私だったら。
本気で”忘れて、許して”って言える、思える
かなぁ。
うーん、難しそうです。